農耕体験学習

 北光小学校では、地域・保護者のご協力をいただき、米づくり・野菜づくりなどの農耕体験ができます。

 特に米づくりは、学校近くの水田の一部をお借りして、「籾まき」 「田植え」「稲刈り」「脱穀」まで、米づくりの一連の作業を体験できるプログラムを用意しています。この4行程を実際に体験する中で、子どもたちに自然を愛する心や態度・豊かな感性を育む教育をすすめています。

 また、校地内の畑で野菜栽培も行っています。低学年は北光保育園園児と一緒に苗植えを行い、その苗を一生懸命お世話します。この活動は、保小連携教育活動の一部となっています。

【 籾まき 】 
 米づくりは、4月の籾まきからスタートします。ポットに3~4粒ずつ籾を蒔き、苗に成長するのを待ちます。
 本校では、もち米の籾を蒔いています。

【 田植え 】
 15cmほどに育った苗を水田に植えます。
 素足で水田に入り、苗を一株一株植える作業は、貴重な体験です。

【 田んぼのまわりの植物 】
 田んぼのまわりには、季節ごとにさまざまな草花が見られます。
 春にはヒメオドリコソウやハコベ、セイヨウタンポポが咲き、足元をやさしく彩ります。シロツメクサやセイヨウフキ、オウシュウヨモギも風に揺れながら、虫たちのすみかになっています。青い花のオオイヌフグリも見られます。

【 田んぼの水管理 】
 田植えの後から収穫されるまで、稲が生長するために沢山の水が必要になります。

【 稲の成長 】
 稲は4月から8月にかけて順調に成長し、田んぼ全体が緑で覆われるまでになりました。

【 稲の成長 】
 穂が重くなって少し曲がっています。稲が実って収穫の時期が近いことを示しています。

【 稲刈り 】
 9月には、豊かに実った稲を刈り取ります。高学年が専用の鎌を使って作業します。
 刈り取った稲は、校舎裏に「はきがけ」し、天日で干し、乾燥させます。

【 脱穀・籾すり 】
 米づくりの最後の作業は脱穀・籾すりです。
 約1か月間外に干していた稲を全校児童で脱穀しました。稲刈り=収穫完了ではなく、脱穀をして初めて「食べられるお米」に近づきます。
 脱穀の後は、乾燥させた籾から 籾殻(もみがら)を取り除いて玄米にする籾摺りを行いました。
 今年は、脱穀後のお米は68.15㎏、籾摺り後のお米は51.25㎏、精米後のお米は45.3㎏ありました。