【春】泥んこになって知った、一株の重み
「足が抜けない!」「泥の感触がすごい!」 初夏の日差しの中、泥だらけになって行われた田植え。最初は泥の感触に戸惑っていた子どもたちも、一つひとつの苗を丁寧に植えていくうちに真剣な表情へと変わっていきました。 腰をかがめての作業の大変さを体験し、「一粒のお米も無駄にしてはいけない」といわれる理由を、身をもって学ぶスタートとなりました。
【秋】黄金色の実りと、生産者の方への敬意
季節は巡り、青々としていた苗は黄金色の稲穂へと成長しました。 収穫の時期を迎え、子どもたちは改めて田んぼへ。生産者の方から、稲の刈り方や、ここまで育てるのにどれだけの苦労や工夫があったかをお話しいただきました。 自然の厳しさと恵み、そしてお米を育ててくれた方々の「手間」を知ることで、目の前の風景が単なる景色ではなく、感謝すべき対象へと変わった瞬間でした。
【冬】自分たちの手元へ。「いただきます」に込める想い
そしてついに、収穫したお米が精米され、私たちの手元に届きました。 生産者の方から手渡されたお米の袋はずっしりと重く、そこにはお米そのものの重さだけでなく、春からの時間とみんなの想いが詰まっているように感じられました。 「ありがとうございます」という言葉とともに受け取ったこのお米は、きっと世界で一番美味しいはずです。
結び:体験を「生きる力」へ
今回のお米作り体験を通して、子どもたちは「食べること」が多くの命や人の働きに支えられていることを学びました。 これからの食事で発する「いただきます」や「ごちそうさま」の言葉には、今までとは違う、実感を伴った感謝の心が込められることでしょう。
ご協力いただいた生産者の皆様、貴重な体験を本当にありがとうございました!!
追伸
いただいたお米は調理実習でおいしくいただく予定です!